iMac(Proじゃない方)にも10Gbpsイーサネットが搭載されいよいよ普及期かと思いスイッチングハブを見て回ったんだが、まだ結構高い(5万円〜)。そろそろ1万円台が出ても良さそうな頃合かと思ったら3年前から何も変わってなかった。この10年ネットワーク周りの進化が停滞している印象がある。
今年始まったドコモ光の戸建て向け10Gbpsサービスも、適度な価格帯の10Gbpsスイッチングハブがないことには結局1Gbps未満でつなぐことになる。導入してもデカい蛇口を付けたが水道管が細い状態。
そもそも戸建てもマンションも宅内LAN(壁にイーサネットジャックがついてるやつ)の場合大凡カテゴリ5eケーブルで配線されているので、ギリギリ1Gbps出るかもレベル。10Gbpsに対応するにはカテゴリ7で配線しなおす必要がある。
この問題は、4K、8Kテレビを買ったはいいものの、屋内配線が対応してない(ケーブルが必要な帯域を持っていない)ことに気付かないまま、本来の画質ではない状態で観ている人と同じなんだが。
テレビの同軸ケーブルもイーサネットケーブルも宅内全て配線しなおすには結構大がかりで、住まいがボトルネックになる時代。
意識高い系マンションはこの20年スケルトンインフィル構造など、ある程度将来的な変更に対応できるように設計されているが、宅内の壁の中に埋め込んである配線類は全く融通が利かないところが多い。
下手するとWi-Fiが全て解決する前提でケーブルの引き換えが想定されていない物件もあるかもしれない。
技術的なことがワカラナイと、本来の役務以下のものにお金を払い続ける人が増える時代。
うちのマンションは契約した時点で既に基礎工事に入っている段階だったが、将来に向けた要望を口頭で伝えただけで全戸空配管を設置してくれた。この物分かりの良い鹿島建設の責任者のおかげでうちの部屋の中までNTTの24芯光ケーブルが来ている。宅内LANケーブルは15年前にカテゴリ6に入れ替えた。パソコンとスイッチングハブの間は全てカテゴリ7。
10Gの8-16ポートスイッチングハブに値頃感が出た頃を見計らって、壁の中の宅内LANケーブルもカテゴリ8に引き換えたい。
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