「「日本人の8割がTwitterの短文すら理解できない?」…急増する"バカ"の正体 それでも「先進国で一番頭がいい」 | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン」

 全てが事実そのものだと思うが、多くの人にとって不都合な真実だろう。

 が、多くの人にとって不都合だからこそ真実だと言える。

 それはなぜか。

社会は偏差値60ぐらいを基準に構築されるようになります。

 私もそう思う。平均である50を基準に構築されない。フリン効果から言えば既に淘汰される側に立っているから。

 今の60が数年後の50(平均)であり、2019年に書いた『プログラミング義務教育化で現在の社会人の偏差値は下がる。IQも』などがまさにいい例。

 今普通だと将来危ういということ。

 偏差値60とは上位15.87%。

 パレートの法則とは別に20:80:30の法則というものがある。

 20%の人達が80%の収益を生み出すが、30%の人達がその半分を食い尽くすという法則。

 これを偏差値(出現率)に置き換えると、偏差値58以上の人達が全体の80%の収益を生み出すが、偏差値45以下の人達がその半分を食い尽くすということになる。

 税の収支がまさにそんな感じ。

 よって何でも統計化すると、多くの人(上位20%以外の人)にとって不都合な真実が暴かれることになる。

 日本人は日本語をろくに理解しないが、テストを受けるとそれでも先進国でトップであることの受け止め方として、大方「他はもっとひどい(やっぱ日本人スゴい)」と考える人と、「日本人はテストの成績だけは良い」と考える人にわかれる。

 私は後者だろうと思う。

 テストの成績が良いことにはいくつかの理由が考えられる。

 1つは日本人はテストの成績にこだわる(だから頑張る)。実績よりもテストの結果。成果よりも「遅刻しないこと」「ちゃんと終業時間まで座ってること」など勤勉さを重視する文化。

 もう1つは記憶力が高い可能性。

 1つめの勤勉さと相まって、反復学習による暗記が得意なことからテストの成績が良い。

 しかし思考力がない。

 それでも日本人の平均IQは105という説があり、他国よりも高い。

 でも実際に喋るとかしこさよりも思考の浅さ≒幼稚さの方が上回る。

 仮にスペックが高いのにパフォーマンスがイマイチな場合とは通常OSの出来がよくない。すなわち認知(物事の受け止め方)に問題を抱えている。情報を処理した後の解釈の問題。思考の方向性の問題。

 お金を持つと身を滅ぼすとか。宝くじに当たると運を使い果たし終いには火事になるとか(笑)。黒塗りのベンツはヤクザだとか(笑)。

 とにかくお金や富(ひいては経済)に対する認知がねじ曲がっているので、エルメスでもロレックスでも中間者(一時的な所有者)にしかならない。

 ということから、日本人は自分で何かを生み出すことよりも与えられた仕事をこなし、贅沢はせずずっと勉強し続けて勤勉な生活をおくっている間は平均よりも高い水準を維持できると言える。

 すなわちルーチンワーク向き。

 昔から日本は生得的な才能よりも努力を評価してきたのは、自ら才能派ではないことを知っていたんだろう。

 そして空気が読めず会話もままならない頑固親父のような職人を擁護してきた。自らコミュニケーション能力の低さを知っていたんだろう。

 その結果急速に空気が読めない人達が増え続けているが、文化が育んだ結果なので仕方ない。

 というわけで、今後も他国よりテストの成績が良いことを誇りに思いながらゴミ拾いに励み「やっぱ日本人スゴい」と自画自賛しつつ貧しい国になっていくんだろうなと感じる。

 残念ながら。

 賢くて豊かでゴミも拾うならイイんだが。