ロシア産ガスからの脱却を進めているEU諸国は、ガスの卸し価格が過去10年間の10倍にもなり、寒い冬にあえいでいる。
電力不足の日本における冬の節電協力要請と同じく、ガスの消費量を抑えるよう呼びかけている。
欧州の冬は寒い。
いっそ冬は工場や工房を閉め、生産を控えようとする企業も出てくるだろうことから、欧州ブランド品などEU産の品の供給が極端に減る可能性がある。
今冬のエルメスの極度の品薄はそれが原因かもしれない。
またロシア上空が飛べず、1.4倍ほど遠回りになる分日欧間の輸送費の高騰は続いており、今後もEU産製品は値上げの方向だろう。
ということから、タイミングとしてはソレらを相殺できるほどの円高が期待される。
0コメント