年明けの値上げ後あたりからか、エルメス前に行列というシーンをあまり見かけなくなった気がする。
ピークアウトか。
海外旅行組が外に出始めたというのもあるだろうか。
この数年、あまりにもモノがないところにエルパト人口が急増したので、「買えない」ことを確認して(嫌な想いをするだけして)終わった人が多いんじゃないか。
ちなみに私はいわゆる“塩対応”を受けたことがない。この人はあまり性格良くないんだろうなと感じさせる(そもそも鬱っぽい)スタッフは1-2人いたが許容範囲内。一方で私が店員なら「こういう客を毎日見てたらうんざりするな」という人は沢山見かけた。
昨秋頃から何となくエルメスの販売基準が変わった(変わろうとしている)ような印象もあり、SNS等で知り得た過去の情報から「正攻法」を導き出したつもりが、あえなく撃沈というケースも多いだろう。
トレンド転換時や荒れ相場時のトレードと同じく、観察力・分析力、そしてセンスが問われる。見よう見まねじゃ上手くいかない。
今後購入店舗を増やす上で候補として考えている店舗が入っているデパート館内でバッタリ遭遇した外商員に「バーキンもケリーも見せてもらったが見送った」という話をしたところ、目ん玉が飛び出そうなくらい驚いていた。外商からエルメス担当者につないだ客からまるで良い近況報告が得られていない様子だった。
思わず「外商なんかに頼るからだ」と言いそうになったが(笑)。
私は全てのデパートにおいて紹介も何も受けていないし、路面店との付き合いのあるデパートの外商部とはエルメスの話さえしていない。
エルメスに限らず、どの業界でも極端な売り手市場において、誰もが最初に考えるようなことをやってもダメどころか、むしろ能が無いことが露呈するだけ。
知人女性と話していたところ「何かスゴいクレジットカードでも出したの?」と聞かれたが、全くそんなことはなくどこにでもあるゴールドカードしか使ってない。
これまで現金払いはゼロ。
昔から、現金をドカンと出す方がスゴいと思っている人が一定数いるが(特に男性)、そんなことはなくクレジットカードで決済する方が信用度が高い。その与信枠(限度額)をクレジットカード会社から得られるということは、金融信用情報(CIC、JICC、全銀協など)にケチがついていない+勤め先(から推定される自己申告所得)等の信用があるということだから。
すなわちクレジットカードの限度額とは社会的信用の客観的指標として機能している。
それにキャッシュレスの時代だし。
一方現金とは、拾ったお金かもしれないし(笑)、銀行に預けられないお金かもしれず、ソレそのものから信用に値する情報が得られない(情報に拡がりがナイ)。
ロレックスマラソンの代行ランナーにおいては、本人のカードじゃ何百万円も切れないから、いざモノが出てきたら「ATMにいってきます」と言って店の外で雇い主から現金を受け取る方式が普及しているようなので、今現在現金払いはマイナス印象傾向だろう。
ただし300万円を超えると、そもそもそれ以上の限度額を設けてないカード会社も多いので、クレジットカード+現金またはデビットカード一括で払うことになる。常に準備が必要。
デビットカードがイチバン合理的だが、作ったばかりのクレジットカードやデパートカードで決済しないと年間利用額に合算されないなど、何かしら実績を積み上げる必要があるまたはその価値がある場合は、クレジットカード+残り現金もあり。
その辺は戦略的かつ計画的な判断で。
というわけでエルパトもピークアウトかなという印象を受けつつ、いい加減買う物もなくなってきた私としては、国内エルメス店舗のメンズ製品の買い付けがもうちょっとお洒落になってくれたらなと思う今日この頃。
わざわざイチバン地味なものを選んで仕入れている感じ(笑)。
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