2021年にもチラッと書いたが、機密文書溶解サービスは非常に便利で経営者にオススメ。
書類の保管期間は税法では7年、会社法および商法では10年なので、私は昔から10年保存で統一している。
だから10年分書類がたまる。
特に書類の多い仕事をした時期は膨大な量になる。
2021年にはその10年前の2011年までの書類を大量に処分した。シュレッダーだと処理しきれない(時間がもったいない)ので、機密文書溶解サービス(*1)に出し、合計で120kgあった。
(*1)ダンボールに書類を詰め、セキュリティシールを貼って、開梱されないまま溶解されるサービス。溶解証明書付き。その後トイレットペーパーなどに再生されるらしい。
今年は2015年までの書類を整理していて、これまたスゴい量。この1週間で既に70kg出した。
個人事業主とかだと割と3-5年で処分する人も多い様子だが、税務調査は前年度までの3年分とかを見るので、最低でも5年、取引先に申告漏れ・所得隠し・脱税などが発覚しその反面調査などの場合も考えて、税法通り7年は保存しておいた方が良い。
私はブログでさえ10年保存。律儀に。
コロナ(2020年)以降、ハンコを無くす動きが加速したことから、必然的に紙書類が激減した。それによって保管スペースも徐々に減り、2030年以降の書類処分作業が楽になる。
ふと振り返ってみる。
まぁ、私が予め将来の書類処分時の作業について教えなかったのがいけないんだが、とても几帳面で真面目なスタッフが綺麗に書類を整理してファイリングしてくれているのはリアルタイムではありがたいものの、金具付きのバインダーとか金属クリップを多用しすぎていて、そのまま書類溶解サービスに出せず、全部はずして紙だけ箱詰めするだけでも一苦労。
私は自分でそれをするので追加でお金はかからないにしても、本来はそこでまた人件費が発生する。皆が先を見越した仕事をしていればその分将来の人件費が削減でき、結果として1人辺りの生産性が高まり、給与を上げられる。
そうやって物価高に対応していくのが基本なはずだが、日本はそうならなかった。
これらを国全体(の教育、意識改革)として取り組まないまま来た日本は、ついに1人あたりの生産性はOECD加盟国38カ国中32位まで下がってしまった。
それでも世界で3,4番目のGDPを維持しているのは、人数(人口)のおかげであり、その日本は人口減真っ只中にいる。
私は全く人を雇わなくなった。個人的には昔のやり方に戻っただけなんだが、1人だと儲かり方が桁違い。
ところで。今回書類を片付けている際に、25年前の取引先名が入ったクリアファイルを見かけた(笑)。決算の度にうちと税理士のところを行ったりきたりしていたらしい。全く痛んでなかったので、プラスチックも長く使えば(ゴミを出さなければ)そんなに環境に悪くないのかなと思う。
その旨、当時その会社にいて今でも付き合いのある葉巻仲間の男性にメッセージを送ったところ、「四半世紀前のことですね」と返ってきた(笑)。確かに。
掃除は多くのことに気付かされ、いろんなことを考えさせられる。
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