今年の機密文書溶解処理は約100kg。

 会社法と商法の書類保管期間=10年が経過した書類の処分が終わった。

 全て機密文書溶解サービスに出し、今回は約100kgだった。

 毎年やればもっと少ないんだが面倒くさがりなもんでたまにまとめて(笑)。

 直近10年で紙書類はずいぶん減り、来年からは1年あたり5kgくらいだろうか。

 コロナ禍以降、ハンコ廃止が急速に進んだことでデジタルで完結する取引が多く楽だし便利(パソコン内で検索できるし)で、資源(紙)の無駄遣いもなくて環境に良い。


 “断捨離”系の話の中で、モノの保管場所を家賃換算するといくら無駄にしているかという考え方をよく見聞きする。

 その家賃相当額を消費しながらも「置いておく価値があるのか」という視点。

 似た考え方で、私は昔から紙幣に置き換えて考える。100kgというと1万円札(約1g)で10億円分。

 重さあたりの価値という考え方。

 ダイヤモンドのように軽くて省スペースで高い価値を持つものもあれば、何事もなければただそこに10年間いていずれ処分される(何も生み出さない)書類のようなものもある。

 今回は粗大ゴミや書籍など含めて合計170kgほど処分したので、1万円札なら17億円分の空間が空いたことになる。

 今の相場なら紙幣よりも金(ゴールド)の方がグラムあたり1.7倍ほどの価値がある。

 という考え方から、「重さあたりの価値」について近々掘り下げて書きたい。

 ※これらはスティーブ・ジョブズの言っていた「ワットあたりの処理能力」に似ている。