住宅ローンを変動金利で組んでいる人達の中には、先行き不安で売却を検討するケースも増えるだろうことから売り気配となる。
一方で、金利が上がっていくと、ローンじゃないと買えない人達が買い渋ったり価格帯を下げて検討するようになり、この先売りたい側が期待する価格で売れない可能性が高まる。
すると不動産価格は下落トレンドを迎える。
と言っても、まだまだお金が有り余っている法人・個人の現金一括投資買いも一定数いると思うので、すぐさま不動産市場に大きな波が来るかというとそうではないかもしれないが、感覚的には東京の不動産価格は今年が峠かなという気がしている。
私はこれまで現金一括でしか家を買ったことがないので、ローン組に不動産の買い時を相談されると結構返事に困る。最近1件聞かれたばかり。
日銀は年内に再び利上げし、来年も利上げを継続するだろうことを踏まえると、今現状「もし先行きが不安なら買わない方がいい」と(ローン組に対し)答えるのが無難か。
アメリカは利下げ方向なので、日米金利差が縮まることで円高に傾いた場合は、ますます外国資本による不動産爆買いが期待できなくなるので、円高と金利上昇が重なると個人的には割と急速に価格が下がるんじゃないかという見立て。
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